日本学生支援機構の第1種奨学金(無利子)には、大学院で借りた場合、返済が「半額免除」あるいは 「全額免除」となる制度があります。

免除までの流れは、つぎの①〜③です。
①大学に申請書・推薦書を出す
②大学が申請書・推薦書を評価して、申請者の中から、全額免除する学生と半額免除する学生を選び、日本学生支援機構に報告する
日本学生支援機構が、免除の決定をする

私は、
この制度により、
1種奨学金の返済を「全額免除」にしてもらいました。
総額で200万円以上が免除になりました。
免除の通知が来た日は、気分がとてもよかったです。

これは、私の提出した「申請書」と「推薦書」が、評価されたからだと思います。

ここでは、同じ気分を皆さんにも味わってほしいと思い、
私が書いた「申請書」の内容を載せています。

「推薦状」については、他の記事に掲載しています。
なお、他の大学とは若干、形式が違うかもしれません。

※まだ免除の申請書を書く段階にない人は、以下の情報を参考にして、奨学金を免除にするための学生生活を送ってください。

[大学院における研究課題等]
について

この項目は、論文を簡単にまとめればいいでしょう。コツは、言葉数を多くし、行数を全部埋めることです。
このような構成で書きます。
「本研究は、・・・・・という問いの答えを明らかにすることを目的とする。
この問いの背景には、・・・・・・という事情がある
申請者は、この問いに対して・・・という結論を提示した。
本研究の意義は、・・・にある。」

[教育研究活動等の業績]
について

・「学位論文その他の研究論文」には必ず○をつけます。修士論文
があるので、必ず○をつけることができます。

・「授業科目の成績」には、6割以上、優(SあるいはA)があれば、○をつけます。

ほかの項目
 ・「研究又は教育に係る補助業務の実績」
 ・「ボランティア活動その他の社会貢献活動の実績」
 ・「著書、データベースその他の著作物(前二号に掲げるものを除く。)」
 ・「大学院設置基準第16条に定める特定の課題についての研究の成果」
 ・「発明」
 ・「音楽、演劇、美術その他芸術の発表会における成績」
 ・「スポーツの競技会における成績」
については、下に書いた[特に優れた業績の要旨]を参考にして、○をつけましょう。

審査する人は、各項目ごとに「0点」「1点」「2点」のいずれかの点を付け、合計点の多い順に、申請者の中から免除する人を決めています。よって、項目についてはできるだけ多く○を付けましょう。さらに、各項目では、その内容を充実させて「2点」を狙いましょう。

[特に優れた業績の要旨]
について

審査する人が審査しやすいように、項目ごとに分けて書くのがポイントです。

括弧書きで、どの添付書類と対応するのか明示しましょう。

私が書いた内容は、つぎのとおりです。

【授業科目の成績】
授業科目において優秀な成績を残した(別紙①参照)。
<コメント:成績証明書を添付します。>

【研究又は教育に係る補助業務の実績(学内)】
<ティーチング・アシスタント>○○教授の「・・・」、「・・・」、○○教授の「・・・」、○○講師の「・・・」において、教育補助を行った(別紙②・③・④参照)。○○教授の「・・・」では、受講者から出た質問に対して申請者が回答を作成し、高評価を得た(別紙⑤参照)。
<コメント:TAの認定書だけでなく、講義で自分が作成に関係した資料を、なるべく多く添付します。>

【研究又は教育に係る補助業務の実績(学外)】
<○○弁護士の研究補助>平成XX年Y月、申請者が講義を受講する非常勤講師の○○弁護士から「・・・」というテーマの研究についての補助業務の依頼を受けた。そこで、研究補助として、・・・についての資料収集を行った(別紙⑥参照)。同研究は、20XX年「・・・」第Y号に掲載予定である。
<コメント:外部の人の研究を手伝ったことがあれば、その証拠となるような書類を添付します。上記のように、資料収集を手伝ったということを書くのであれば、収集した資料の一覧を記載した書類を自分で作成して添付します。

【専攻分野に関連したボランティア活動その他の社会貢献活動の実績(学内)】
<学部生対象の・・・ゼミへの参加>平成XX年度の○○教授の・・・ゼミ(A曜B限)に参加し、また、夏期休業中に実施される勉強会(テーマ「・・・・」)に自主的に参加した。大学院生という立場から、学部ゼミ生に・・・の知識や理解を提供するだけでなく、・・・について、発表を行い、ゼミ生全体のディスカッション能力の向上に資するような発言・議論に取り組んだ(別紙⑦参照)。
<コメント:ただゼミに参加しただけですが、ふくらませて書くことができます。ゼミの発表に使ったときの資料等を添付します。発表資料がなければ、ゼミの議事録などでもよいでしょう。

【「著書、データベースその他の著作物】
<○○研究科に対する運営改善の提案>
平成XX年度の○○教授の・・・(A曜B限)の受講生とともに、同講義の研究結果を、申請者が代表者となり自主的に研究成果を取りまとめ、○○研究科に対する運営改善の提案を行った(別紙⑧参照)。
<コメント:講義等で作成した資料があれば、著作物として添付します。>

【専攻分野に関連したボランティア活動その他の社会貢献活動の実績(学外)】
<企業における研修への参加>平成XX年Y月Z日、○○株式会社における社内の研究者に向けた・・・をテーマとした研修へ参加した。同社の社員が行うディスカションに積極的に参加するとともに、本研修の議事録の作成に関わった(別紙⑨参照)。
<シンポジウム等での補助業務>平成XX年Y月Z日に行われた、「・・・」というシンポジウムにて、会場設営などの業務を無償で行い、さらに、議事録の作成に関わった(別紙⑩参照)。
<コメント:何らかの研修、学会、シンポジウムなどの議事録を自分で作成して添付します。主催者に提出していないものでもかまいません。 

<平成XX年○○試験の合格>平成XX年Y月Z日、平成XX年度○○試験を受験し、試験に合格した(同年度○○試験の合格率は○○%)(別紙⑪、⑫参照)。
<コメント:資格試験の合格情報については、厳密には、社会貢献活動ではありません。ただ、「推薦書」のほうで、資格試験に受かったことなどを推薦書の中で触れるのであれば、その根拠が必要になりますので、ここでは、無理矢理に、社会貢献活動の欄に、試験に合格したことを記載しています。添付書類としては、合格証書を添付します。TOEICなどのスコアシートでもいいかもしれません。


(詳細は、日本学生支援機構のHPでご確認ください)